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日本の「心」が
世界に伝わる観光施策を願って



慶應義塾大学経済学部教授

藤田 康範



2008年に開催された第12回観光立国推進戦略会議においてインバウンドの観光客数の目標が2020年に2,000万人と設定されて以降、国が一丸となり観光立国に向けた取り組みが行われてきました。


2015年度の外国人観光客数が2,135万9,000人となり大幅に前倒しで目標が達成され、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人へと目標が引き上げられたことは、政府の取り組みの大きな成果と言えます。


一方、観光客の急増は日本に大きな影響を与えました。


日本のあらゆる地域で、外国人観光客の来訪を考慮した取り組みが行われるようになり、地域の魅力を世界に発信する必要とそのための激しい競争が始まったのです。


今の時代、インターネットやSNSを通じて世界中のあらゆる情報を瞬時に得ることができます。


日本の魅力も以前よりもずっと多く世界に発信されるようになりました。


しかしまだ一部の日本の文化や歴史がフィーチャーされており今の日本の実態が正しく理解されているまでには至っていないように思います。


インバウンド施策が地域や企業の経済的な振興のためだけに行われるのではなく、正しく日本の思想や理念が伝わること、また日本の観光の根本にある、おもてなしの心が伝わることによって世界中の人の心を動かし、感動を持ち帰ってもらうこと、日本と世界との、「心」がつながった観光施策を目指し、様々な角度から取り組みを立案していく所存でございます。


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